ラージュくん、
そんなところで何してるの?
パッチが屋根の端っこのほうまで行っちゃってさ。
おーい、パッチ!
戻ってこいよ。
パッチ、危ないよ?
こっちにおいでー。
ミャグ〜!
おっ、戻ってきた。
アティに呼んでもらったからかな?
ふふっ、だったら嬉しいですね。
パッチ〜、私のところにもおいで?
ミャグ?
あっ、来てくれた!
嬉しいな。
うわあ、ふわふわ!
おなかもポヨポヨで、プニプニしてます……あっ!
ミャグ!?ミャグ〜!!
ミャグゥ!!
あぁ、行っちゃった。
よしよしパッチ、戻ってこーい。
大丈夫だぞ。
ミャググ……。
ごめんなさい。なにか気に障ること、
しちゃったみたいですね……。
あはは、ちょっとね。触られるのがあんまり
好きじゃないところもあるんだよ。
そうなんですね……。
ねえ、ラージュくんは、
パッチの言うことがわかるんですよね?
うん、なんとなくね……。
ええっと……。
*アティに言いたいことがあるってさ。(❤︎)
*何か伝えたいことがあるのか?(❤︎❤︎❤︎)
*アティに言いたいことがあるってさ。
なんだか、アティに言いたいことがあるってさ。
私に?
嫌われちゃいましたかね……?
ミャグ、ミャググー!
ふんふん……。
パッチは、アティのこと嫌いじゃないってさ。
けどやっぱり、おなかだけはくすぐったいから
やめてほしいって。
ミャグ〜。
そっか、さっきは知らずに触っちゃって
ごめんね……。
ミャグ、ミャグ〜。
えっ、なんだパッチ?
うんうん、そうか……。
今度はなんて言ってるの?
手の肉球も、触らせてあげていいよって言ってる。
そっか、
ありがとう、パッチ……!
ミャグ!
あっ、すごい!
やわらかくて気持ちいい……。
パッチもアティのこと気に入ったみたいだな。
あはははっ。
*何か伝えたいことがあるのか?
なんだアティ、パッチに伝えたいことでもあるのか?
そうですね、お願いできますか?
ああ、それだったら、こうやって普通に
話しかけるだけでけっこう伝わるよ。
難しい言葉は、さすがにわかんないみたいだけど。
そうなの、パッチ?
ミャグ〜。
そっか、さっきはちょっとやりすぎちゃったかな。
ごめんね……。
ミャグ、ミャグ〜。
えっ、なんだパッチ?
うんうん、そうか……。
今度はなんて言ってるの?
おなかさえ触らなければ、
アティのことはすごく好きなんだってさ。
ミャグ、ミャグミャグ〜。
え?アティは、やわらかくてあったかいし、
甘いにおいがするし……
え?
ミャ〜グ、ミャグ、ミャグ〜。
それに、
ふわふわしてて、ポヨポヨで、プニプニだから?
ええっ……!
それ、ほんとに、パッチが言ってるんですか?
ミャグゥ!
そっか……
ありがとうね、パッチ……。
いい友達ができて良かったな、パッチ。
これからもよろしくな!